額縁: よもぎ通信
栄養士さんより
テキスト ボックス:     
  「障害者自立支援法新体制に向けて」

 栄養管理体制加算の包括化により、従前の栄養管理体制加算等の所定単位数が基本サ−ビス費へ上乗せされ、引き続き評価がされてはいるというものの実際は、はっきり見えてこなくなったのが現状です。この状況のなか、平成23年度の新体制移行に向け、利用者の栄養マネ−ジメントが実践出来る体制を本年度は整える年となります。
  栄養管理の柱を成す個別支援計画作成に於いては、利用者を中心に多職種協働でともに取り組んでいく必要があります。利用者の希望、ご家族の意向、そして医師、看護師からの留意点などに配慮して、栄養ケア計画を立て、実施、モニタリング等、模索していかなければならない年でもあります。
  これらの制度が大きく変化しようとしている中、利用者の生活を支える視点を見失うことのないよう、施設という限られた状況の中で楽しみの一つである食事によって幸せを感じ、さらに健康に過ごして頂けるような援助をしていけたらと考えています。施設の食事サ−ビスについて、栄養士と調理師が一緒に「食べさせたいと思う食事=食べたいと思う食事」であることを基本に於いて食事提供を心がけていきたいと考えています。